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だんたいしょうかい

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災害・犯罪等からの安全・安心

一般財団法人京都府民総合交流事業団 京都府男女共同参画センター

性別に関係なく個性と能力を十分に発揮できる男女共同参画社会を目指して

京都府男女共同参画センターは、平成16年4月から施行の「京都府男女共同参画推進条例」に基づく、男女共同参画社会の実現に向けて情報の発信、学習、交流を推進するための拠点施設として、様々な事業を行っています。

女性の起業や再就職支援、また、地域における女性の支援など、女性活躍に向けた各種事業をはじめ、女性が抱えている悩みや様々な問題に対する総合的な相談体制を整えて、一人ひとりに寄り添った丁寧な事業の推進に取り組んでいます。

また、各地域における防災施策に男女共同参画の視点を浸透させるため、「災害時女性相談サポーター養成講座」やそのフォローアップ、さらには「避難所設営体験講座」にも取り組んでいます。

男女共同参画の視点からの避難所づくり。日頃から備えを

いつどこで起こるかも分からない自然災害のために、日頃から備える必要があります。
男性に比べて女性の方が避難所生活で不便を感じています。
また、子育て中、高齢者、障がい者、外国人等、対象者によって多様な支援と配慮を考えるために、令和4年度は、防災士から現場での生の声を聞くことができました。

避難所での車椅子体験、赤ちゃんの人形を使い、子育て中の避難所体験など、様々なシミュレーションを考え、避難所設営体験講座を行っています。

全国的に災害が多くなってきている日本では、梅雨時期、台風などで秋雨前線が発達し、線状降水帯が長時間動かなくて各地で大水害、土砂崩れなどが発生しています。

大きな災害時、避難所生活では、男女共同参画の視点が欠落しており、住民の生活に大きな支障が生じました。男女別トイレ、更衣室、洗濯物の干し場が設置できない、授乳室、乳児や子どもが遊ぶための専用スペースが設置できないなど、災害時においても性別に応じたニーズの違いに配慮する視点が必要です。

避難所設営体験!女性の視点から見る避難所づくり

「女性の視点から考える防災セミナー」講座では、子育て世代のお母さんを中心に避難所設営体験をし、「簡易トイレの設置、段ボールベッドの作成の体験が出来てよかった。」、「身近な物を利用して、工夫次第でいろいろ出来るのがよかった。」、「子育て中の女性目線でのプライバシーの工夫などがわかった。」、「近所との関わりが少ないので、近所付き合いを大事にしていきたい。」等、気づきの声が上がりました。

誰もが安心して過ごせる避難所

各地区にある公民館、体育館などが避難所となる場合が多く、災害時に避難所として機能するためには、事前に収容人員、館内のレイアウトを決め、いつでも対応できる備えが必要です。

講座では、小学校の図面を使った避難所シミュレーションを行い、参加者が、避難してくる住民に最適な配置となるよう、安心できる地域づくりを考えてもらえる講座としています。
また、避難所での備蓄品でもある防災食の試食体験などもしていただいています。

災害時の心強い相談役。「女性相談サポーター」

被災時において、女性ならではの不安や困難を抱えた女性からの相談に傾聴し、情報提供や専門相談へつなぐ活動をする「災害時女性相談サポーター養成講座」を実施しています。また、「相談サポーター養成講座」の修了者には、フォローアップ研修も開催し、スキルアップを目指しています。

らら京都では、避難所設営体験講座、「きょうとみんなの防災カード」を使ったワークショップ等、出張講座を実施しています。